危機感を持とう
絶対合格するための受験の心得13は「危機感を持とう」です。
人間の能力を最大限に引き出す方法は二つあります。
一つは、リラックスした状態を作り出し、これまで行ってきた訓練の成果を最大限に出す方法です。
二つ目は、自分自身を極限状態まで追い詰め、潜在能力を引き出す方法です。
所謂、火事場のクソ力と呼ばれるものです。
人間は自分の能力の全てを出し切らないように制御する機能が備わっています。
例えば、潜在能力的に200kgの重量物を持ち上げられるのに、通常は100kgも持ち上げられないという状態です。
これは、自分の能力を全て引き出すと、自分自身の体を痛めてしまう危険性があるからです。
しかし、自分の生命を脅かすような極限状態においては、自分自身の体を痛めてしまってでも、潜在能力を引き出す必要が生じます。
このような状況になると、200kgの重量物を持ち上げることが出来るのです。
例え話として、年寄りが火事の現場から、タンスを持ち上げて運んで逃げてきたとの逸話もあるほどです。
受験勉強においても、この原理を利用すれば、自分の潜在能力を引き出せるようになり、効率が上がる可能性があります。
潜在能力を引き出すためには、自分自身を極限状態にまで追い詰める必要があります。
実はこれが容易ではないのです。
日々の訓練によってのみ実現できるようになります。
その一つが、受験に失敗したらどうなるかを想像し、自分を追い詰める方法です。
どうしても、自分は合格しなければならないと自分自身を追い込んで、潜在意識に刷り込むのです。
人は日々危機感を持って勉強していると、勉強していないときでも、潜在意識の中で勉強のことを考え始めます。
このような状態になると、以前わからなかった難問が、ある日突然解けることがあります。
これは、勉強していないときでも、潜在意識で考え続けているため、ある日突然ひらめいたように解けるようになるのです。
潜在意識を利用するためには、常日頃の鍛錬が必要です。
そのためには、日頃から危機感を持って勉強する習慣を身に着けましょう。
人は意識して行動していると、いつのまにかそれが習慣となり、自然とできるようになるのです。
勉強前に、自分自身を追い込む習慣をつけることが重要です!
絶対に合格するための受験の心得13は、「危機感を持とう」です!